メタセコイア並木
都筑区の総合庁舎前にはメタセコイアの並木が植えてある。メタセコイアは中学校時代、化石植物であると習った。そして学校の庭にも1本植わっていた。都筑区でメタセコイアにあって、当時を思い出した。鎌倉の覚園寺にも見事な大木があった。どれも古くて7、80年程度の大木ですね。 今日はメタセコイアの紅葉を楽しんできた。春の青葉、若葉の季節、秋の紅葉の季節特に綺麗な風景が見られる。
メタセコイアは、裸子植物マツ綱のヒノキ科メタセコイア属に属する落葉針葉樹の1種である。メタセコイアは、メタセコイア属の唯一の現生種である。 葉は短枝に羽状に対生し、秋に紅葉して枝とともに落ちる。中国中部原産であるが、世界各地の公園や並木などに植えられている。 メタセコイア属は化石植物として1941年に提唱されたが、そのすぐ後によく似た植物が中国で生き残っていることが発見されたため、生きている化石ともよばれる。 英名では dawn redwood とよばれ(dawnは曙、始まり、兆しなどの意味、redwoodはセコイアのこと)、これを元に和名ではアケボノスギともよばれる。 学名である Metasequoia glyptostroboides の属名は「後のセコイア」、種小名は「スイショウ属 (Glyptostrobus) に似ている」の意味である。
特徴 高さは30メートルほどになる。 幹はまっすぐ伸び、樹形は円錐形。 樹皮は赤褐色で縦に裂ける。 葉は線形で羽状につき、柔らかく、秋に紅葉して小枝とともに落ちる。 生態 中国中部の四川省、重慶市、湖北省などに自生する。 湿った土壌を好む。 雌雄同株。 利用 材は建築材や家具材として利用される。 樹液は薬用に利用される。 観賞用として公園や並木などに植えられる。 保全状況 IUCNのレッドリストでは、絶滅危惧種(EN)に指定されている。 発見 1943年、中国の林務官王戦が湖北省謀道の祠で神木とされていた未知の樹木と出会い、採集された花と果実が北京の胡先驌(フーシエンスー)中国植物学会会長に送られた。胡はこれを、日本の植物学者三木茂(1901-1974)が化石で命名(1941)したメタセコイア属と同定し、1946年に発表した。 その後、1948年にアメリカに、1950年に日本に種子が送られ、各地に植栽された。 |
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