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クレドールから“朱漆”ダイヤルの限定腕時計、日本有数の漆工工房「北村工房」とコラボレーション

セイコー(SEIKO)が展開する高級ウオッチブランド「クレドール(Credor)」のアートピースコレクションから、「北村工房」とのコラボレーションによる限定モデルが登場。2022年7月22日(金)に発売される。

クレドール×北村工房、漆ダイヤルを採用した至極のドレスウオッチ

1985年に北村辰夫によって創設された「北村工房」。緻密で繊細な蒔絵技法と、日本だけでなく東洋美術・西洋美術の要素も取り入れた卓越した漆芸作品で、国内外で高い評価を受ける漆工工房だ。

時間の経過とともに変化する「朱漆」のダイヤル

今回のコラボレーションでは「SHU(朱)」をテーマに、漆にしか出せない独特な朱の風合いと、精緻で煌びやかなオーナメントを特徴とする美しい文字板を、国産最高級のドレスウォッチと融合。アートピースとしての美しさと、高級腕時計としての性能を高いレベルで両立している。

時間の経過とともに華やかな色へ変化する「朱漆(しゅうるし)」のダイヤルにあしらわれているのは、中央から徐々に広がってゆく金の蒔絵(※1)だ。金とプラチナの極小の薄板パーツを「切金(きりがね)」と呼ばれる手法を用いて、極限まで密に配置。漆の上面に一つひとつ手作業で貼り込み凸を作りだすことで、まるで太陽フレアのような、力強くほとばしるエネルギーを表現している。

(※1)漆で描いた絵や模様を、金属粉を使って表面に定着させる漆工芸の代表的な加飾技法。

18Kイエローゴールドのケース×赤みを帯びたクロコストラップ

このスペシャルな文字板を格納するケースには、フランス語で“黄金の頂き”を意味するクレドールの名にふさわしい、18Kイエローゴールドを採用。ストラップには、ダイヤルの朱色をより印象的に引き立てる、赤みを帯びたブラックのクロコダイルを合わせている。

極薄メカニカルムーブメント「キャリバー6870」搭載

時計の心臓部にあたるムーブメントには、国産最高級ドレスウオッチのために開発された、厚さわずか1.98mmの極薄メカニカルムーブメント「キャリバー6870」を搭載。日本有数の高級機械式時計専門工房である「雫石高級時計工房」にて組み立てられる少量生産のムーブメントで、時計の裏蓋からは、その工芸的に完成された美しい動作をじっくりと眺められる。


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