第6回 ガイドと共に

つ づ き を 歩 こ う
同 行 記

 

国指定重要文化財 ”関家住宅 長屋門”


 春まだ浅い3月末、「都筑をガイドする会」主催による”古今の都筑と重要文化財・関家住宅を巡る”と題した歴史を尋ねるウォーキングが催された。
普段は公開されていない国の重要文化財・関家住宅の見学をはじめ、花のお寺”正覚寺”旧中原街道、中世の貴重な城郭遺跡”茅ヶ崎城址公園”など、春の息吹を感じさせる都筑の今と昔をガイドと共にたどった、歴史散策同行記である。
 コース:仲町台駅⇒せせらぎ公園古民家⇒関家住宅⇒勝田杉山神社⇒寿福寺⇒正覚寺⇒
 茅ヶ崎城址公園⇒大塚/歳勝土遺跡公園(都筑民家園)⇒センター北駅 (行程約7Km)



  第5班を担当する出発前の3名のガイドさん   
 「都筑をガイドする会」の紹介
 
2008年都筑区役所が開催した 第一回都筑ガイドボランティア養成講座の受講生が中心になって2008年12月に設立された会です。
その後第2回養成講座の受講生の入会により会員数を増やして 7月1日現在会員数30名、顧問3名で活動しています。

「都筑をガイドする会」は、都筑をもっと知りたい、もっと知ってもらたい人々の集まりです。
緑道、公園、史跡をウオーキングしながら都筑の自然、歴史、港北ニュータウンの街づくり等をガイドします。
(都筑をガイドする会ホームページより)
  http://tguide.yn150.jp
 

写真で綴る”ガイドと共につづきを歩こう”同行記

   
 集合場所、仲町台駅前での受付風景
参加者100名 6班に分かれて出発
出発を前に東日本大震災の犠牲者の霊に黙祷
(3月11日14:46分大地震発生、東日本沿岸に大津波)
   
 せせらぎ公園裏口、炭焼小屋を経て古民家へ向かう  せせらぎ公園 古民家へ向かう土橋
   
   関家住宅入口  正面の家屋は表門(長屋門)
南関東で最古級の民家、往時の面影を残す面積1万u
もの広い敷地内に、約400年前に建てられた主家の他に、書院、表門(長屋門)、土蔵などがある。関家は原則非公開年に1度横浜市教育委員会が見学者を募集する。
 関家住宅全景 家屋手前は書院、奥は主屋
関家は、江戸時代に旧勝田村の名主や代官を代々つとめた旧家で、現在22代目ご当主が住んでおられる。詳しくは、「 関家住宅と古民家 」をご覧ください。
 
 勝田杉山神社境内にある力石。昔娯楽のない時代、若者がこの石を担いで力比べに興じた。約60〜70s 往時の面影を残す、旧中原街道。勝田杉山神社付近 
   
     浄土真宗 綱崎山 寿福寺参道入口
この寺の本堂裏に横浜市指定の銘木、樹齢400年とも言われる山桜(江戸彼岸)と白樫の古木がある。
参道脇にある白木蓮が紺碧の空に映えて美しい。
 平安初期(806年)に弘法大師により創建された歴史ある古刹。その後400年余り真言宗であったたが、鎌倉時代、承元4年(1210年)に多田山城守行綱の孫、智空法師(俗名多田福寿丸)によって浄土真宗に改宗された。
   
 天台宗 長窪山正覚寺 
緑に囲まれ地形を生かした境内は、都筑の市街地にあ
りながら古都の名刹を思わせる風情を醸している。
         集団疎開学童の井戸
 第2次大戦末期、横浜市内の学童集団疎開で、児童が使用した井戸。 山門を入った直ぐ左側にある。
   
        正覚寺本堂と花菖蒲池
花の寺と呼ばれ、境内は四季折々の花で彩られる。
特に5月下旬からのショウブとあじさいは見事で、訪れる人の目を楽しませる。
             大鷙神社
一年の感謝と翌年の開運を祈って11月中に「酉の市」 が開かれ、境内ではお囃子の演奏や獅子舞の演舞があり、神社の石段の下では熊手の販売で賑わう。
   
  中世の貴重な城郭遺跡”茅ヶ崎城址公園”の遠景
古には城郭の上に郭と空堀があり、麓には根小屋と呼ばれる武士団の住居があった。小机城の出城である。
         茅ヶ崎城発掘見取図
発掘により築城年代は14世紀末〜15世紀前半頃と考えられ、その後2度の大規模改築のあとが認められる
   
   都筑民家園   左は主屋・右は馬小屋兼納屋
約200年前の江戸時代後期に都筑郡牛久保村に作られた旧長沢家。古い建築様式を残している貴重な民家。横浜市指定文化財
    内ながし  屋内にある珍しい炊事場
都筑民家園では、伝承文化など四季折々の行事が数多く開催されています。
   
         民家園の大かまどと小かまど
右の大釜は催し物等で大勢の来客のとき使われた
          「いろり」と「自在かぎ」
魚形を使ってあるのは、火の上に水即ち「火の用心」
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