毎年この東京都市大学では毎年6月の初め頃に、1万人を超える多くの方々を迎えて盛大に「横浜祭」(通称:ハマ祭)が行われます。その横浜祭を支えているのがMI-TECH横浜祭運営委員会、通称「YFA」と呼ばれる東京都市大学の学生で構成される団体。 YFAが横浜祭の企画、プログラム、出し物、スケジュール管理などを行っています。 今回は交流ステーションの区民レポーターとして、我々東京都市大学の 学生4名がこのYFAの方に、「横浜祭」について伺ってみました。 今回、取材に応じてくださったのはYFAメンバーである砂川さんと吉崎さんです。 まずは横浜祭でYFAがPRしていきたい部分や目玉企画について語っていただきました。
・環境を意識した横浜祭 砂川さんに今年の横浜祭の一番のPRポイントを伺ったところ、今年もやはり「環境に意識した学園祭」が注目ポイントだそうです。中でも今年で3回目のカーボンオフセットという企画で、横浜祭中に排出するCo2量を事前 に算定、横浜祭の参加者から募金を募ることで植林に役立てよう、というものです。この活動は日本の大学の学園祭では、東京都市大学が初めて行った試みだそうです。更に、DRP〜Dish Return Projectというプラスチック製の食器を使い洗ってまた再利用することでごみを減らす活動などエコを意識した活動をいくつも企画されているようです。昨年にはこれらの環境活動において、横浜市から横浜環境活動賞を贈られたということです。また、フリーマーケットは2日間で100人ほどが参加し、中でも地域の人々が参加してくれる率がとても高く、常連で出店してくれる人もいるそうです。今年参加できなかった皆さんも来年から気軽に参加、出品してみてくださいね、とのことです。 ※カーボンオフセットとは・・私たちの日々の活動の中で排出された温室効果ガスを把握し、温室効果ガス排出削減のための何らかの方法を実施して、排出してしまった温室効果ガスを相殺して埋め合わせることです。 ・地域の人も楽しめる体験企画 砂川さんは横浜祭は地域密着型の学園祭を目指しているとおっしゃっていました。その中で体験参加型企画を去年から多く実施するようになり、「エコリウム」という350mlのペットボトルに紙粘土を貼り付け、ガラス製のビー玉等を入れ、今注目されているLEDライトで点灯、幻想的な世界を作り出すというお子様にも人気の企画をやっているとのことです。また、学べて遊べる企画としてiphoneなどに実装されているARToolKitを使った真っ白な紙などに浮き上がる平面画像の立体視など、情報系の企画もそろえているようです。そのことに関して砂川さんは、「単に遊びだけではなく自分たちが意識した物で、尚且つ何らかの意義があるものを企画したいから」と語ってくれています。 ・横浜祭でも欠かせない地域との結びつき地域との結びつきを大切にしている東京都市大学ですが、横浜祭の特徴として環境、情報、国際、地域がテーマにあり、その中でも地域をとても大切にされているらしく、街頭に出てのビラ配りや、駅へのポスター設置など、色々な広報活動やPRに行くのだそうです。mixiコミュニティやブログなどのPC広報も行うということです。その根強い活動の甲斐もあって毎年1万人程度の来場者の5割程度は、地域のいろいろな人々の参加だという話も聞くことができました。また、企業の協賛で広告も横浜祭パンフレットなどに記載させてもらい、その利潤を活動に活かすというwin-winの関係もできているとのことです。 ◎横浜祭の芸人さんを呼ぶ判断基準って?・・・横浜祭では、毎年様々な芸人さんが来てお笑いライブをやっていますが、そこでどのような判断基準で芸人さんが決められるのかというのは、まずYFAのメンバーが呼びたい芸人のリストを作り、それを仲介業者に依頼、そこで芸人さんのスケジュールと相談、という形で決まるんだそうです。値段も普通のお笑いライブよりもずっと安いので皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。 ◎横浜祭でこれだけ持っていれば足りる、という金額は・・・ずばり最低自分の昼食代のみ持ってきていただければ、無料の企画がほとんどを占めているので、十分に見て回る事が出来るという事らしいです。 ・YFA委員が語る苦労したこと苦労したこととして、横浜際では色々な物事を決めていかなくてはなりません。そこで意見がぶつかり合ったりしたときに、どうやって物事の方向性を決めるかという質問に対して、砂川さんもそれについて「日常的に起こりますね。」と言っています。企画がうまくまとまらなかったり、意見が合わない事は多々あるけれど、とりあえずは「とことん話し合う」事で決めていく、と語ってくれました。自分たちは手探り状態でやっているし、プロフェッショナルでもない。なら意見をぶつけ合うことでより良いものを作っていくというスタンスだそうです。40人の委員だけではなく学校との折り合いなどもつける為に色々な意見の交換をしていく内に考え方が自然に身についていくとのことです。 最後に、地域の人達に向けてインタビューに応じてくださった砂川さん個人からのPRとして、 「自分たちは地域のどんな人でも気軽に来場できるような幅広い年齢層に対しての企画を用意し、学んで楽しめる2日間に仕上げています。ただ歩いているだけでは判らないというのもあるので、ちょっと教室で企画があったらちょっと覗いてみると、いろいろな発見が出来て、スタッフも明るく対応させてもらうので、学生との交流の場にもなるので是非足を運んでみてください。」とのことです。 インタビューに快く応じてくださったYFAの砂川さん、吉崎さん、有難うございました! |
第14回TCU横浜祭
日時:2010年6月5日(土)12:00〜19:00
6月6日(日)10:00〜19:00
場所:東京都市大学 横浜キャンパス
横浜市営地下鉄ブルーライン「中川駅」より徒歩5分
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