ドイツ人の日本文化への関心

― ドイツ学園のアート教室を尋ねて ―

この教室は年間を通して(9月から翌年6月まで)6回で行われています。
毎回いろんなテーマで水墨画、日本画、パステル画、折り紙などを勉強しているようです。
このドイツ学園は日本に滞在するドイツ人をはじめスイス人、オーストリヤ人、オランダ人など主にドイツ語圏の子供たちが学んでいます。

日本でいう幼稚園から高校3年までの生徒が学んでいます。
大体500人ぐらいの子供たちが勉強し、スポーツを楽しんでいます


松本先生と聴講者
松本先生と受講者
熱心に筆を運ぶ聴講者
熱心に筆を運ぶ受講者
墨絵の完成を喜ぶ聴講者
墨絵の完成を喜ぶ受講者
今回の生徒さんは9人で先生は日本人の松本さん。
男性は一人、あとは女性。
先生の説明にまじめに拝聴している姿はさすがはドイツ人です。
今日は季節がら桜の花がテーマです(Kirsche Blueten)
先生の指導に冗談を交わしながらにこやかに、明るい表情で、とっても熱心に勉強していました。

3〜4人の生徒さんにインタービューしました。
この枝は上手ですね。 
(Das ist ein schoenen Zweig)
この花びらすごくいいですね。
(Dieser Blumenblatt ist toll)
この絵は最高!
(Das Gemaelde ist am besten)
彼らは”ありがとう”(Danke sehr)いって大変喜んでいました。

ここで松本先生のご意見をお聞きしました。
彼らが知っている日本画特に水墨画などの技術的な難しさや、奥が深い所などが実際に少しでも体験すると、良く分かってもらえるようです。しかし、日本画はみんなが思っていたより難しい事や、様々な手法で描かれていることには驚いているようですが、それはちょっと見ただけでは分かりにくく、さりげなく表現されているからだと思います。

これは僕の持論ですが、西洋と日本で『アート』も『食』も多分に共通点があると思います。それは、洋食は丁度油絵のようなもので、沢山の絵の具を使い塗り重ね、制作に何週間も何ヶ月も時間を費やします。それは、肉の煮込み料理のようなものです。
装飾的でもあり、建築や部屋の装飾にも通じる所があります。

また、子供たちの教室もありました。
子供たちも含めドイツ人の人たちは日本の文化にとっても興味があるようです。芸術に造詣の深い人たちだと思いました。

花びらのモデル写真 鮮やかな筆さばき 見事な作品 桜の木のモデル写真
花びらのモデル写真 鮮やかな筆さばき 見事な作品 桜の木のモデル写真

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