初夏、センター南にある
「琉球少林流空手道 月心会」を訪れた。

ここは親子で通える空手の道場として有名。



今日も日曜日とあって、
子供たちをはじめとする多くの人たちが通っていた。

帯順に並び正座。
気持ちの引き締まる瞬間。
正面に対して礼をした後、
宗家岡田先生、指導者に対して、
さらには父兄の方々に礼が続く。
初めは基本の型の稽古から。 皆で声をかけながら力強い型の練習が続く。
指導者の熱のこもった指導も随時入る。

続いてミット打ちの蹴りの稽古。
前蹴り、回し蹴りと、力強い音が道場一面に響き渡る。


また、この日はヌンチャクの稽古も行われた。


月心会には型がいくつもあるが、今日はその中の3つを披露してもらった。

棒を持った相手と闘う型『チントウ』

蹴りを多用する力強い『ワンチン』


宮川さん(鹿島田支部長)による上級者演武
『ジオン』
ひとつひとつのポーズがとても美しい。


最後に防具を付けての組手試合。

間近で見る空手の試合は迫力そのもの。
稽古の最後には皆で空手道訓を斉唱。


稽古終了後には子供たちで雑巾がけ。


センター南西田支部長 月心会の空手道訓(月心会ホームページより)



稽古後、センター南西田支部長よりお話を伺った。

空手を通じた親子のふれあいを大事にしているということ、
月心会の空手を通じて子供との大切な時間を過ごすことができて、たいへん良かったと思っていること、
子供との貴重な時間を大切に、
さらには武道は健全なので、学ぶことも多く、
日本の武士道精神は素晴らしいということなどをお話ししていただいた。

一連の稽古を通して、親と子の絆を確かに感じ取ることが出来た一日であった。(レポート:SAPPEKUN)



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琉球少林流空手道「月心会」のセンター南支部の道場に訪れた。最初に目に飛び込んできた風景は、親子で準備運動をしている姿だった。親子で参加をしているのは、一組や二組ではなく、ほとんどが親子で通っている。
月心会では「親子空手」を大切にしているが、まさにその光景が、この道場にあった。

空手は、「礼に始まり、礼に終わる」「己を見つめ、己を正し、己を磨く」という武道や精神スポーツとしての素晴らしい面がある。月心会では、それに加え、親子空手で、親子の温かい絆をはぐくむことも目指している。

西田副支部長のお話が印象に残っている。とりわけ親が会社員だったりすると、
子供は、親の真剣な姿を見る機会がほとんどない。
親子空手を通して、子供は、親の真剣な姿を、目の前で見て感じることができる。

月心会センター南支部の道場には、現代社会で失われつつある、大切なものがあった。
礼儀作法、感謝する心、大人が子供を指導し教育する、親子で共に真剣に取り組む、そして、親の真剣な姿を見せること。

子供たちも輝いていた。練習前は、カメラを向けるとふざけたりする、普通の無邪気な子供たちだ。しかし、練習が始まると、その空気がガラリと変わる。一言で言うと、かっこいいのだ。真剣な眼差し、その一挙一動は、まさに武道家である。

もし、スポーツの秋に、子供と一緒に、何か始められないだろうか、と考えているのであれば、この親子空手をオススメしたい。
心を磨く空手道と、親子の絆をはぐくむ親子空手に、心が動かされる自分がいた。

(感想:Cresc. )



無料体験も随時申し込み可能です。
ぜひこの機会にいかがでしょうか。

琉球少林流空手道 月心会のホームページはこちら  http://www.gesshinkai.jp/

2008年7月27日


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