第13回 主催:都筑区区政推進課
つづきみどりと花のまち巡り 協力:都筑をガイドする会
都筑区役所 区政推進課 企画調整係の主催する「第13回 つづきみどりと花のまち巡り」が、令和5年6月18日(日曜日)9時〜12時の3時間の行程で行われた。
当日は、晴天に恵まれ、梅雨のうっとうしい気分を発散するかのように、若い方からシニアの方まで大勢の参加者が仲町台の駅前に次々と集合され約70名の参加者があった。
受付をすませ10名を1班とし、7班に分かれガイドの会から散策コースの概略説明や熱中症対策の諸注意を終えた班より順次スタートして行った。
コロナが5類に移行となっているが、参加者の多くはマスク姿でした。
今回巡ったコースは、仲町台駅(集合)⇒せせらぎ公園(古民家)⇒関家住宅(国指定重要文化財)⇒勝田杉山神社⇒最乗寺⇒旧中原街道⇒せきれいのみち⇒正覚寺⇒センター南駅付近(解散)。全長約7qを3時間程かけ皆さん「みどりと花のまち巡り」を堪能された。

以下の画像はクリックすると大きくご覧になれます
       
    仲町台駅
9時からの受付に合わせ主催者(都筑区区政推進課)や都筑をガイドする会の皆さんも集まり、念入りな打ち合わせを行っていた。特にガイドの皆さんは、引率し歩くだけでも大変なのに、参加者の方にご説明するためのヘッドマイクやスピーカー、ファイルなど携帯する装備が、ことのほか重く感じられましたが、それを忘れさせてくれるかのように、各要所で皆さん熱心に説明を聞かれている様子が見られました。
参加者の受付開始  皆さんマスクを手放していないようだ コースの説明  主催者より諸注意




サカタのタネ
仲町台から徒歩で7分程の線路わきに緑と花に囲まれた本社ビルがある。大正2年(1913)坂田武雄氏が六角橋に「坂田農園」として創業。そして、昭和61年(1986)「株式会社サカタのタネ」改名。平成7年(1995)には、都筑に新社屋を新築し移転し現在に至っている。「プリンスメロン」は、サカタのタネが開発した商品。
(参考:「サカタのタネ」HPより)
右奥がビルの入り口 ガイドの方からメロンのエピソードが紹介された

                       



  
せせらぎ公園

(古民家)
主家(旧内野家住宅)
この建物は、都筑区荏田町にあり、港北ニュータウンの開発の際に内野家より寄贈され、昭和55年にせせらぎ公園内に当初の形式に近い形で移築復元されたもの。
建設年代は江戸時代中期〜後期と推定。

長屋門 (旧小杉家長屋門)
この長屋門は、安政6年(1859年)に建築され、東京都目黒区にあった。
当主が港北ニュータウンに深い関わりがあったため、希望により横浜市に長屋門の長屋である脇部屋を取り除いた門部分だけが主屋に合わせた形で昭和54年に寄贈され移築された。
(参考:公園内の説明表示板より)
長屋門と主家にまつわる解説 赤と白の睡蓮が水面に咲いていた

  ガイドの方が昼顔を見つけてきた  関家に向かうガイドと参加者の皆さん 

   関家住宅
 (国指定重要文化財)

約400年前に建てられ主屋は東日本で現存する最古級の民家と言われ、書院や表門を含めた建物と広大な敷地が国の重要文化財に指定されている。

※関家住宅は、個人住宅であるため、通常一般公開はしておりません。 
関家住宅
敷地の北側には、旧中原街道が通っている。中原街道は、東京の虎ノ門と平塚市の中原を結んでいた街道で、江戸時代初期は、東海道より整備されていた。
徳川家康の江戸へのお国入りは、この中原街道を使われた。この辺りは、鷹狩りの場でもあったので、関家は、将軍の休憩所としても使われた。時を越え当時のロマンが蘇ってくるようだ。
(参考:つづき交流ステーションの地域の企業・施設訪問)

  
     左:書院   右:主屋 
 関家住宅前にある説明表示
右は書院の中を興味深く見つめる皆さん
 主屋の前に広がる中庭 主屋の時計 書院の襖の書 主屋の土間で解説を聞く皆さん 
         

勝田杉山神社 境内での説明 最乗寺に向かう

     最乗寺

都筑区にある浄土真宗 本願寺派(西本願寺・お西)のお寺。歴史は古く、1550年ごろに本願寺第10世御門主・証如上人が関東に来られたときに、随行した木津の教龍法師によって開創されたと伝えられている。
寛政7年(1795年)に建立された大きな本堂がある。
緑の木は「多羅葉(タラヨウ)」でハガキの木と呼ばれ、肉厚の葉の裏側を尖った物で書くと、茶色に変色しやがてクッキリと文字が浮かび上がります。経文を書くヤシ科の多羅樹にたとえて名付けられた。ハガキの語源にもなっている。また家を守る防火壁としても使われてきた。写真の葉は30年前に知り合いからいただいたもの。 緑にあふれ、梅や桜、新緑に紅葉など四季折々の色彩豊かな境内の中に、横浜市の名木古木指定を受けている大イチョウは、高さが約35mにも達する。樹齢は推定600年。開創より最乗寺と勝田の人々の営みを見守り続けている大木。

(参考:最乗寺HPより)

   
  せきれいのみち  緑に囲まれ小川も流れ癒される道   カモが置物のように佇んでいた  貝塚の解説を受ける



花菖蒲と紫陽花の寺 
正覚寺

約400年の歴史をもつこのお寺は天台宗長窪山総泰院正覚寺と称し、文禄2年(1593年)に「僧快栄上人」が開いたと伝えられている。 
 正覚寺
四季を彩る樹木に囲まれ、閑静な佇まいを見せ、一年中花の絶えることのない花の寺として有名。「つづきみどりと花の名所25選」にも選ばれている。
6月には花菖蒲と紫陽花が美しく咲き誇る。また、第二次世界大戦中、正覚寺では学童疎開が行われており、多くの子供たちが、戦火を逃れ境内の防空壕で過ごした。境内には、当時使用されていた井戸が残っている。
(参考:つづき交流ステーション)
学童疎開で子どもたちが当時使用していた井戸
紫陽花が見ごろ 癒される境内 正覚寺を出た所で最終説明が行われた
3時間の引率と要所での貴重な説明に、皆さん 熱心に耳を傾け「へえ〜そうなんだ!」と納得していました

   ゴールの広場  参加のアンケートを記入し解散となった   お疲れ様でした

 毎回、若い人からシニアの皆さんまで大勢の参加者が集まるこのイベントは人気があり、今回は港南区からご夫婦で参加されたようで、広報で知ったと言っていました。
「友人に誘われて参加しました」と言われた女性の方や他の皆さんも、長い道のりにもかかわらず、各名所の説明に耳を傾けながら花と緑の空間を満喫されているようでした。
引率と説明(解説)のガイドの方は、暑い季節は特に大変な活動だと改めて感じました。主催担当者の方,都筑をガイドする会の皆さん大変お疲れ様でした。
  つづき交流ステーション
2023.6.18
濱ちゃん 

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