2月28日(日) 横浜市役所総合庁舎アトリウムにて 
NPO法人ミニシティ・プラス主催
「こどもメディアシンポジウム」に行ってきました。
この催しは、"こどもメディア"の活動の価値や意義について多くの人に知ってもらい、各地に波及していくことを目的として開催されました。
会場と各地をZOOMでつないで、つづきジュニア編集局とMMジュニア編集局の皆さんの発表や、OBの皆さんとのクロストークが行われました。

2021.3.15 レポーター:さいちゃん

開始前の様子
会場の様子 展示物 スクリーンに映る司会者

つづきジュニア編集局つて?

横浜開港150周年・都筑区制15周年の節目にあたる平成21年「つづきジュニア編集局」が始動しました。
NPO法人ミニシティ・プラスのプロジェクトとして発足し、ジュニア記者が、子どもの目線と力をフルに活かして、横浜と都筑の魅力を取材して伝えています。現在までに延べ570名のジュニア記者が誕生しています。
10年の活動を経て、みなとみらいエリアを中心に活動するMMジュニア編集局が発足しました。

ジュニア記者になったきっかけは
「自分の住む町を案外よく知らなかったこと。町のいいところを伝えたくて活動に参加した。 始めたばかりの頃は取材のノウハウもわからなかったけれど、どんな質問をすれば自分の欲しい答えが返ってくるのか、経験を通して学んだ。 企業やイベントの裏側を知ることができるのも記者の活動の大きな魅力」
と語ってくれました。

発表するジュニア記者 発表するジュニア記者 発表するジュニア記者

つづき交流ステーションからジュニア記者へ質問

筆者の素朴な疑問「続ける上で、やめたくなったことはあったか?そんなときどうやって持ち直した?」を質問にしてぶつけてみました。
「自分でやると決めたから、やめたくなったことは一度もなかった。」という、見本のような回答の他、
「記事が書けない時、やめたくなった。でもお家の人に最後までやるべきだと励まされて、続けられた。」という、質問した筆者も元気が出るような回答も。うまく書ける時ばかりではないですよね。そして家族の力はやはり大きい!

OB,OGトークセッションより

ジュニア記者1期生には、現役の新聞記者になった方もいます。ジュニア記者時代の経験が現在どのように生きているか話してくれました。

  • 学校の授業は面白くなかったがジュニア記者の経験は楽しかった。自分が何に熱中できるかを発見できるきっかけになる。
  • 大人に対等に質問ができるようになった。自分の意見を簡潔に伝えられるようになった。
  • 地元愛が深まった。

先輩から後輩へのアドバイスとして、「色々な人の話を聞いて、伝える楽しさを味わってほしい」と締めくくってくれました。

ジュニア記者をやる意義

終盤、ジュニア記者を続けてきて感じたことを、一人ひとりが自分の言葉で発表してくれました。

  • 文章は楽しい。読書感想文が大嫌いだったけど、作文が得意になったので感想文も書けるようになった。
  • 上から目線ではない大人の意見を聞ける。記者として取材を行い、インタビューができる。
  • 色々な人に会って関わることができ、たくさん学べる。
  • 違う学校の友達ができた。
  • 取材の仕方を覚え、自分でも気づきが増えた。
ジュニア編集局が、学校だけでは体験できない、自身でつかんだ学びの場であることが伝わってきました。
ズームでつながるジュニア記者 最後にみんなで記念撮影 司会のお二方、お疲れ様でした!

最後に

会場の雰囲気や緊張にも負けずに堂々と発表していたジュニア記者の皆さんが眩しく見えました。
ジュニア記者の経験を通して得たものは、一生の宝物になることでしょう。今後の皆さんの活躍が楽しみです。
朝早くから長い時間、お疲れ様でした!