【横浜環状北西線】建設現場 見学会
主催:横浜市道路局 横浜環状北西線建設課/首都高速道路(株) 神奈川建設局
見学会は、平成30年12月6日(木)午後1:30〜3:30に【横浜環状北西線】建設現場(東方換気所)で行われました。当日は、生憎の小雨模様でしたが、親子づれや撮影会も同時に開催され、二班に分かれての見学となりました。
東方換気所の屋上からは、工事が続いている横浜港北ジャンクション方面への高架構造の橋がうねりながら延びている様子が見てとれ、換気所内では、人の何倍もある巨大な換気ファンが既に出来上がっており、見学者はその大きさに圧倒されているようでした。
一方、超巨大なシールドトンネル(港北行き)を間近に見ることができ、人が作ったとは思えないほどの迫力と、人が生み出す技術力に感嘆をいたしました。
 写真をクリックすると大きくご覧になれます
見学した東方換気所」の工事現場の現況をご紹介
東方換気所は都筑区東方町にあります  高架橋で撮影スポットの順番を待つ親子づれ 
東方換気所屋上から横浜港北JCTを望む 大型クレーンが恐竜のように立っていました
トンネル内は、安全で快適に運転できる環境を保つために、空気を入れ換える「換気」が必要となります。そのため、空気の入れ換えや万一火災が起きた時の排煙のために必要なファンなどの設備を納めるための換気所(換気塔)が必要となります。
北西線には、緑区北八朔町と都筑区東方町の2箇所に換気所が設置されます。
シールドマシンの掘削が完了し
・左が「青葉行きトンネル」
・右が「港北行きトンネル」
(都筑区東方町)(平成30年12月撮影)
3.9km掘り終えたシールドマシン
平成29年3月に緑区北八朔町から発進した2基のシールドマシンが、3.9キロメートルを掘り進め、平成30年9月13日に都筑区東方町に到達しました。
 トンネルと人との大きさをご覧ください シールドマシンは、 1日に掘り進むのは最速で約20メートルとのことでした。
都筑区東方町から横浜港北JCTへ延びる橋梁部。 橋梁部より東方換気所を望む。

横 浜 環 状 北 西 線 と は
横浜市と首都高速道路株式会社が共同で事業を行っています。
横浜環状北西線は、東名高速道路(横浜青葉インターチェンジ)と第三京浜道路(港北インターチェンジ)を結ぶ、延長約7.1km の自動車専用道路です。
【北西線】が完成すると、横浜北線(以下、北線)と一体となり、東名高速道路から横浜港までが直結され、横浜市北西部と横浜都心・湾岸エリアとの連絡強化等が見込まれています。
【北西線】は、東京2020オリンピック・パラリンピックまでの開通を目指し工事を進めています。   
(工期は平成26年開始、平成32年7月までに開通予定)
トンネル部は 約4.1kmあります。その前後は高架構造で、東名高速や第三京浜道路や北線へ接続していきます。
・横浜青葉インターチェンジ出入口(既存の料金所を介して国道246号等に接続)
・港北出入口(仮称)を新設

@ 北 西 線 が 完 成 す る と
北西線と北線が一体となって、複数の経路が確保されることから災害時における備えが大幅に充実いたします。 
@ 国道246から北西線へ入るルート
A 北西線から国道246へ出るルート
B 東名高速から北西線へ抜けるルート
C 北西線から東名高速へ抜けるルート
が確保されます。

@ 北西線から北線を経由して生麦方向へ抜けるルート
A 北線を経由して北西線へ抜けるルート
B 北西線から第三京浜(玉川方面)へ抜けるルート
C 第三京浜(玉川方面)から北西線へ抜けるルート
D 北西線から第三京浜(保土ヶ谷方面)へ抜けるルート
E 第三京浜(保土ヶ谷方面)から北西線へ抜けるルート
F 北西線及び北線から新たに整備された一般道(川向線)へ出るルート
G 一般道(川向線)から北西線、北線へ入るルート
が新たに設置されます。

 A 北 西 線 が 完 成 す る と


注1)北西線の速度は60km/hとしています。
注2)所要時間は実測です。測定ルートは保土ケ谷バイパス〜首都高速狩場線〜首都高速湾岸線を利用しています。
横浜環状北西線による横浜港へのアクセス向上。
全国的な高速道路網の窓口ともいえる東名高速道路と横浜港が直結することで、横浜港への所要時間が短縮されます。
また、東名高速道路から横浜都心へのアクセスも大幅に向上し、横浜港の発展および市内の経済活性化につながります。
また、横浜港と東名高速道路が直結されると、中央道や関越道などへのアクセスが強化され、首都圏との結びつきが強まります。
*東名高速と保土ヶ谷バイパスを経由して、東名高速から横浜港への所要時間は40分から60分かかっていましたが、20分となります。

◆横浜環状北西線による首都圏の防災機能の確保。
大規模災害が発生した場合には、高速道路は緊急車両の通行や物資の輸送など重要な役割を果たします。
北西線が整備されると、災害時における全国から市内各地への救援や物資の輸送のルートが多重化され、災害時等における道路ネットワークの信頼性が向上し、災害に対する備えが充実します。

◆交通混雑の緩和と大気環境の改善にもつながります。
現在、背後圏へのルートとなる東名高速と接続する幹線道路は保土ケ谷BPのみであ り、慢性的に渋滞が発生していますが、混雑により走行速度が低下すると、自動車からの大気汚染物質の排出量が増加します。
北西線が整備されることで道路ネットワークが充実すると、保土ケ谷バイパス等の混雑が緩和され、スムーズな走行が実現するとともに、大気環境の改善が期待できます。

*掲載の説明イラスト及び説明文の事実関係は、横浜市道路局「横浜環状北西線建設課より引用の許可を得て表示しております。


横浜市道路局横浜環状北西線建設部
横浜環状北西線建設課

〒231-0017横浜市中区港町2-6
(横浜関内ビル5階)
http://www.city.yokohama.lg.jp/
doro/hokuseisenkensetsu/



首都高速道路株式会社
神奈川建設局 

〒221-0013 横浜市神奈川区新子安1-2-4
(オルトヨコハマ・ビジネスセンター3階)
http://www.shutoko.jp/ss/hokusei-sen/

今まで遠くから高架橋を見上げるくらいでしたが、この度、高速道路の建設工事現場を見る機会に恵まれ大規模な工事もさることながら、巨大なトンネルの迫力に驚き、人間のモノづくりのレベルの高さにまた驚かされました。工事に携わっている方々の完成時の成し遂げる達成感は何とも言えないことでしょう。 無事に完成することを願っています。 つづき交流ステーション
平成30年12月6日
記:濱ちゃん


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