野村さん&千坂さん

今回は、二人の素敵な女性をご紹介します。 多彩な才能に恵まれながらも努力を惜しまず地域活動に東奔西走する 野村さんと千坂さんです。あなたもどこかで彼女達を見かけませんでしたか？

ある日、二人は老人ホームへ音楽療法に出掛けた。ホームの皆は、月１回来る彼女達を首を長くして待っていた。まず、懐かしい歌を皆で歌った。「しばらくぶり〜〜お元気でしたか？」千坂さんの明るい声がこれから始まる楽しい時間を予感させる。おぼろ月夜・こいのぼり・ゆりかごの歌など、手作りの歌詞カードを前に、皆手拍子をしながら体全体で喜びを表している。
「さあ、今日のスペシャルゲストです！」の掛け声といっしょに野村さんが登場した。最初は、腹話術＋マジック　昨今の流行もしっかり取り入れた演目は、ホームの職員の方も大喜び。ハンカチと、左手で作ったウサギににんじんを食べさせると・・・あら不思議！にんじんが消えてしまった！
いよいよお待ちかね！健太君・桜ちゃんが登場した。野村さんの口元をよ〜く見てもぜんぜん動いていない。けれど、しっかり健太君・桜ちゃんの声が聞こえる。楽しそうに演じる彼女を見ながら、「どれだけ練習したんだろう。」と、思わずにはいられない。彼女の秘話？はつづきパソピア座布団講座に紹介されている。「これは裏声ですか？」ホームの方が不思議そうにたずねていた。

またある日、千坂さんは、子供の居場所のボランティアに出掛けた。今日は東山田中学コミュニティハウス。これは、文部科学省から任されたプロジェクトらしい。トーンチャイムやハンドベルなどを使って合奏を楽しむ。約３０名の参加者はアンサンブルを楽しみ、充実した時間を過ごす。
今日は、エーデルワイスを皆で演奏した。最初はバラバラだった部屋の中も、澄んだ音色とともに皆の心が一つになって盛り上がっていく。「音楽って素敵」と、素直に思えた貴重な時間だった。来週は天国と地獄に挑戦する。６回目の終了時には、あの腹話術の健太君が聞きに来るそうだ。

そして今日は、大正箏のボランティアの日。沢山の人が箏の周りを取り囲む。二人が出会った日も大正箏のプリンセスサウンズの演奏を区役所のロビーで演奏していた時らしい。野村さんの演奏に千坂さんが一目ぼれして？時々一緒に老人ホームや子ども会のイベントに参加するようになった。二人を見ていると自分たちが夢中で楽しんでいて、その中に皆を引き込んでいる感じがした。
演奏を聞いて、またびっくりした。あの小さな楽器から、いままで想像もしていなかった素晴らしいサウンドが聞こえてきたからだ。冬のソナタ・ディズニーメドレー・剣の舞など、圧倒される迫力と柔らかな音色が聞く人を魅了していた。特にグノーのアヴェマリアの演奏は、繊細なトレモロの響きがやわらかく心に染み入り、大正箏の域を超えた演奏に思えた。殆どが野村さんの編曲だそうだ。音色の余韻が何時までも心に残った。

彼女達を見かけたら、是非声をかけてみてください。 きっと、素敵な時間を共有できますよ！

野村佳子　０４５−９１１−７８４１

ボランティアの日時をお問い合わせ下さい

千坂純子　０４５−９４２−５６７９

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