<旧長沢家> |
〜〜日本人のDNAを呼び覚ます場所〜〜 今回は、都筑民家園へ伺いました。センター北から徒歩約8分。横浜市歴史博物館に大塚歳勝土遺跡公園を挟んで隣接するようにこの民家園はあります。 この建物は、江戸時代に都筑郡牛久保村にあった、旧長沢家で、柱の一部に※チョウナ仕上げがみられる事、土間境の柱が大黒柱になっていない事等、とても古い形式を残している貴重な建物だそうです。 1979年横浜市に寄贈され、1996年に復元され都筑民家園として一般公開されて現在に至っています。 ※ チョウナ仕上げ・・・チョウナとは、大工道具で木材を削る道具です 「手斧」と書きます チョウナで削ると、でこぼことした感じが出ます その仕上がり具合が珍しいのです 古民家の中へ一歩足を踏み入れると、ひんやりとした空気に包まれます。いろりの向こうの部屋から、懐かしい人の姿が見えてきそうな錯覚に陥り、私は思わずドキッとしてしまいました。 縁側に腰掛けて手入れの行きとどいた竹林を眺めていると、時が止まってしまう感覚にもなります。 ここの事務局長の岡本みどりさんは、民家園に携わってかれこれ10年になるベテランです。「ボランティアさんの発想を実現し市民にそれを還元できる場でありたい。」と、熱く語ってくれました。 チョット昔の夏休み・いろり端むかし話・お月見ライブなど、毎年新しい考えを盛り込みながら企画を練るのは大変なこともあるけれど、とても楽しいそうです。 「家というものは、その時代そこに住む人と共に変化していくものです。是非、若い世代の方とも一緒に催しなどを企画して少しづつ民家園を進化させていきたい。」と、将来の抱負も話してくださいました。 イベントの紹介 ここでは、さまざまなイベントが行われています。 サラサラキラキラ七夕まつりの真っ最中でした。竹林から切り出した笹に、皆が思い思いの願い事を書き込んでいました。 自分の願い事を書くのはもちろんですが、他の方の短冊の願いを共有して楽しむのも素敵ですね? ある日は、きものリメイクファッションショーが行われていました。 ボランティアさんの発想を実現したこの催しは、大勢の方に喜んでもろうことが出来ました。 古い着物を染め直すなど工夫を凝らし、ファッション雑誌からヒントを得て現代にマッチするようにハイセンスに作り直されています。 型紙もなく古着を見たときのインスピレーションでリメイクするそうです。 代々伝わっている着物が、箪笥の肥やしにならず、日々の生活に生きているのは素晴らしいことですね! 花あそびの展示もありました。良く見れば、大きな懐かしいお釜だったり、だいこん・にんじんなど「運(ん)」の付く野菜をかざったり・・・アイデアが本当に素晴らしい! ほっと一息のお抹茶やは、季節に合わせたお抹茶でお水にもこだわっているそうです。 はぎれ草履は、布70本以上を編んで作られています。しっかりと編みこまれていましたが、洗いざらしの布なので柔らかな風合いはすぐ足に馴染みそうです。作り方の講習会もあるそうですよ。 他にも、童謡を歌おう・親子で折り紙・手打ちそば講習会・南京玉すだれ・しの笛 などなど・・・季節のイベントを含め沢山の催事があります。 民家園のホームページの、行事案内を是非ご覧になって参加してみて下さい。 民家園通信も発行しています。 きっと、時の流れを忘れさせてくれるような、静かな一時を過ごすことができますよ! |
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<事務局長の岡本みどりさん> |
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<都筑民家園の庭> |
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<サラサラキラキラ七夕まつり> |
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<きものリメイクファッションショー> |
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<花あそびの展示> |
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< お抹茶や・はぎれ草履 > |
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お問い合わせ : 都筑民家園管理運営委員会 (電話) 045-594-1723 (FAX) 045-594-2019 |
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