今回は、俳句サークル 「黄葉会」を取材しました。 黄色い葉と、書いて「もみじ」と読みます。 俳句の会は、何百人も会員の居る大きな句会から、こじんまりと風情を楽しむ句会まで、数え切れないほどの数があります。ここは、その中の一つ、仲町台2丁目自治会館で毎月開催している、吉川先生を囲んでの句会です。 吉川先生(左下写真)は、定年退職後に俳句を勉強されました。 |
平成16年に仲町台地区センターで、俳句の講座の講師を友人に頼まれ引き受けて以来、都筑区とのご縁が深まったそうです。 先生に俳句を詠む楽しみを、話していただきました。 自然を感じ、その中から命のはかなさ、ありがたみを感じる。そんな生活ができる。これこそ俳句を作る醍醐味ではないでしょうか。 美しい心、感動する心、楽しむ心を持ち続けるように心掛けたいと思います。 一人で本などで勉強してもなかなか進歩しません。句会などで人の批評を聞くことも良い方法です。 静かにお話される先生は、皆さんにとても親しまれています。 |
黄葉会句会の様子 | |||
取材に先立ち、まず、俳句とは?少し思い出してみました。 俳句には三つだけ約束ごとがあります。 古池や 蛙とびこむ 水の音 (松尾芭蕉) これらの俳句には俳句を作る上の約束ごとが、組みこまれています。 俳句は世界最小の詩で、、感動をことばで表現したものです。 うまいことばが出てこなくても、感動がそのままことばになっていれば、いい俳句になると思います。 たとえば、景色がとても素晴らしかったとしましょう。そんなときに感じた気持ちを誰かに伝えたい、そんなときに 「スゲー」「ヤベー」 だけでは何のことだかわかりませんね。 そして、風景を心に残すには写真では心もとないこともあります。俳句をひねれば目で見える風景だけでなく、風の音、鳥の鳴き声、肌の感覚、歴史的背景まで全て残せます。日本人の旅は常に情緒を伴っています。そんな旅をするにはカメラより俳句のほうが良いですね。 |
黄葉会句報より(抜粋) 1月 | |
選者吟 | |
恙なき年をと願ふ屠蘇の杯 | つつがなきとしをとねがうとそのはい |
教へ子の俤を追ふ賀状かな | おしえごのおもかげをおうがじょうかな |
七種や継承すべき食文化 | ななくさやけいしょうすべきしょくぶんか |
吉川まさし 選 (特選) | |
雪の朝警策の音耳朶を打つ | (評)永平寺での体験とのこと。座禅の雰囲気が良く出ている。雪の朝が的確。 |
年頭の口上粋に若女将 | (評)旅館では新年を迎えて、客室を回って挨拶するのが女将の大切なやくめであろう。粋な口上を聞いてみたい。 |
黄葉会句会 場所:仲町台2丁目自治会館 (仲町台駅徒歩1分・仲町台2−10) 日時:毎月第3木曜日 1:00〜3:30 費用:月千円 見学は時間内にご自由においでください。老若男女!!初心者の方も大歓迎です! 場所がわかり難い場合は、交流ステーションへメールをください。 |
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つづき交流ステーションにはどなたでも投稿できる 川柳・俳句・短歌のコーナーがあります。 皆さんの投稿をお待ちしています。 俳句・川柳・短歌投稿掲示板 https://www.city-yokohama-tsuzuki.net/msgbbs/ |
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