紅白えんとつかねてから興味と関心があった煙突がらみの「都筑工場」と知って、見学の同行をした。

他所へ出かけた時などに煙突や観覧車を見て、やれやれ帰って来たんだと思うようになったセンター北駅近くに1年8か月の住人です。
 
煙突(左)は赤白5つずつの区切りで130mの高さだそうですから、赤い部分の1つが約13mほどのようです。航空法の関係で頂上に赤い標識灯が点滅しています。

デザインは1本ずつの認可事項だそうです。高見からの景色が好きな私は、130mを歩いて登って富士山を撮影したいところでした。
 
東側の収集事務所とは全く別の工場管理棟で話を聞き、PR用の手作りのゴミ分別パズルに感心。3つの炉を備えていて稼動中は1つ、他は数か月かけて保守整備中。
 
バーナーを使うような旧式の炉のイメージとは違う新鋭の優秀な炉が、ドイツ製の「火格子」を装備して、自動制御のレベルアップで効率を上げているという解説は、実物を見たあとだったので説得力があった。しかも5工場の連携までして。

炉の性能がゴミの分別の仕方に直結していて、各都市の分別指示がかなり違うことも、私の場合は名古屋・岡崎・稲城・横浜で経験したことで、よく分かりました。(たーさん)


バグフィルタ今回ゴミ焼却炉を訪問できて良かったことは、まず第一にゴミの分別収集の成果について、第二には焼却炉からの排出ガスについて、第三には焼却時の熱エネルギーの有効利用について知り得たことでした。

第一のゴミの分別収集については、横浜市が分別を始めて以来、焼却する一般ゴミを少なくすることに成功し、焼却炉の更新に使う予算が1100億円も削減できたこと。このお金を他に有効に使えるわけで、非常に大きな市政の成功だと思った。

第二としては、焼却炉の排出ガスの害として、ダイオキシンやNOxなどが気になっていたが、横浜市の焼却炉は高温燃焼であるし、バグフィルター(左)による除去も進んでいて、排出ガス成分を許容レベル以下に抑えられていることが分かった。

第三の焼却したときのエネルギーについては、発電に利用して、都筑工場だけで平成18年度には、2億9千万円もの利益を得ることができたとのことでした。これらのことをよく説明していただき、とても良い訪問でありました。
                                     (ロビン)


横浜市資源循環局都筑工場のページへ
地域の企業・施設訪問トップページへ
つづき交流ステーションのトップページ