都筑「花の並木道」


 港北ニュータウンは山を切り崩すところから始まり、新しい道路が次々に出来ました。道幅も広く歩道と車道はきちんと分離され、街路樹は計画的に植えられています。

 なかでも、新しい街にふさわしい美しい花の咲く並木道に注目してみました。咲いてる頃に出かけると、思いもよらず強剪定されていて花が少なかったり、まだまだ木が細くてあきらめたところもありました。

 わずかに四か所だけの紹介になってしまいましたが、この他にも桜・ヤマボウシ・エゴノキ・ハクウンボク・サルスベリ等紹介したいところがありますので、花ブログでレポートしたいと思います。


(写真をクリックすると拡大表示します)

 こぶし

 茅ケ崎南三丁目の茅ヶ崎公園とたんぽぽ公園を結ぶ道に片側だけですが、十二本の並木があります。三月下旬になると、あたりはこぶしの香りが充満しています。

 コブシ(辛夷)は、早春、白花を咲かせるモクレン科モクレン属の落葉高木。 日本と 韓国の済州島に自生します。 葉が出る前に白花が木一杯に咲く姿は遠目でも良く目立ちます。名前の由来は、集合果がこぶ状で、 拳に似ているため。

  撮影月日 2014.3.25

ハナミズキ 

 春に咲く花の中でもひときわ目立つ花水木。街路樹にもよく使われていますが、中原街道(丸子中山茅ヶ崎線)の新勝田橋(2014.2.27開通)の手前から、ヨネヤマプランテーションのある向原交差点の両側約1キロメートルにわたり、あざやかな花を咲かせます。

 ハナミズキは、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木 アメリカ原産 別名 アメリカヤマボシ ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来する。

 明治 に日本がアメリカに桜を贈り、その返礼として日本にきました。

   
撮影月日 2014.4.26 

なんじゃもんじゃの木(ヒトツバタゴ) 

 センター南駅近くの郵便貯金事務センターと野村総合研究所間の街路樹が「なんじゃもんじゃの木」で、雪をかぶったような白い花で覆われます。
新しい街ならではの街路樹だなあと思えてなりません。両側にニ十本以上あり、ゴールデンウィークの頃咲きます。

ナンジャモンジャとは、見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称。 すなわち、特定の植物の種名ではない。ヒトツバタゴを指すことが多いが他の樹種の場合もある。
ヒトツバタゴ(一葉たご) モクセイ科落葉高木 タゴはトネリコのこと。

   
撮影月日 2014.4.28 

ベニバナトチノキ 

 センター北駅の線路沿いの道路の両側に、円錐形の赤い花をいっぱいつけて、並んでいるのは、ベニバナトチノキです。街路樹としては珍しく、あまり見かけない。大きな実のなる白い花のトチノキはよく見ます。地下鉄のホームからも見ることができます。

 ベニバナトチノキは、北米南部原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)の交雑種である。五月頃枝先に長さ15から25cmの大きな円錐花序を直立し、雄花と両性花をつける。

   
撮影月日 2014.4.28 
 制作:audrey

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