緑道・公園・農業専業地域に恵まれている都筑区が、横浜でもっとも暑い区だとは思ってもみませんでした。ところがここ数年、こんな傾向が続いています。もともと暑い南風と臨海部で熱せられた東風が都筑区付近でぶつかり、ヒートアイランド現象が起こるからだそうです。 ヒートアイランド現象が進むと、「暑い」→「冷房に頼る」→「排熱が増える」→「外気温が上がる」→「さらに暑い」という悪循環におちいります。 左地図は、横浜市環境創造局環境科学研究所が作製した、2007年7月と8月の猛暑日日数の分布です。35度以上になった日を猛暑日と言います。 同じ横浜市でも猛暑日が0の場所がある反面、都筑区のある地点は猛暑日が10日もあります。北部の4区が暑いようです。 環境にやさしいまちづくりイベント実行委員会は、打ち水のほかに、ゴーヤの苗を100家族と11の小学校に配布して緑のカーテン普及に努めるなど「都筑を冷やせ」の合い言葉で活動。冬にはキャンドルナイトなど、楽しみながら環境を考えるイベントを実施しています。 打ち水イベントは区内のあちこちで行われましたが、センター南のスキップ広場から区役所付近の様子をごらんください。(レポーター HARUKO 2008年8月記) |
センター南のスキップ広場には、「打ち水大作戦」の幟が何本もはためいています。 | 参加者に配る景品を用意している土木事務所の職員。「他のイベントの時に余った景品です。新しく用意したものではありません」。 | 環境問題に熱心に取り組んでいる衆議院議員も、ビラ配りなどに奮闘しています。 |
環境にやさしいまちづくりイベント実行委員長の挨拶。現在の地表の温度が43度もあること。打ち水の効果について、分かりやすく説明してくれました。 | 都筑徳座連のみなさんが、阿波踊りでイベントを盛り上げてくれました。暑い中ごくろうさま〜。 | 徳座連のおふたり。汗びっしょりなのに、笑顔で撮影に応じてくれました。 |
バケツに用意されたのは、汚水を二次処理したもので、鶴見川に放流している水。水道水を使わないで、風呂の残り湯・雨水などを使ってくださいとのこと。 | 子ども達も喜々として打ち水に取り組んでいます。君たちが大きくなる頃には、地球がもっと良い環境になるといいね。 | スキップ広場から、区役所までの道が打ち水によって、見た目も涼しくなりました。地表温度も下がったことでしょう。 |
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