祭り当日の準備


祭り当日は、朝から雨模様。「夕方には晴れるだろう」「今まで延期になったことはない」と、楽天家の方ばかり。延期を言いだす人はだれもいなかったそうです。

朝8時から会館の庭で 松明作りが始まりました。保存会だけで作っていた頃は、午前中かかっていましたが、今は町内会や子ども会などの協力があり、わずか1時間半で210本の松明が完成。

中川村はタケノコの産地だったこともあり、竹の入手などたやすい事でした。でも今は、竹屋から買っているとか。それも中国産。ご時世ですね。

竹を6等分に割り、間に空き缶を挟みます。空き缶には灯油をしみこませた布を入れます。空き缶が落ちないように、針金で縛ります。あとは点火を待つばかり。

以前はナタで竹を6等分に割っていましたが、今は便利な道具があります。針金を縛りやすい道具も、今西さんが工夫して作ってくれました。

 
提灯を飾った
南山田町内会館


 竹を6等分にする器械


松明がんどん
完成していく


針金を縛るときに便利な道具
写真の今西さんの工夫

 

松明の先は
こんな風になってる


出来上がった松明をトラックに
積み込んで点火所まで運ぶ 


午後2時頃から、女性たちが集まってきます。祭り後の「反省会」のための料理作りです。ご主人が保存会の会員だったなど、いろいろなご縁で、虫送りの行事を蔭でささえている人たちです。

 
うどんの汁を
用意している

 
茹でたうどんを
食べやすいように丸めている

 
踊りの師匠が
着付けを手伝っている



夕方5時頃、大勢の人が集まってきました。南山田町内会の高橋今朝次会長、虫送り行事保存会の栗原毅会長、地域の校長先生などの挨拶があり、いよいよ本番です。道具もお囃子の人たちも出番待ちです。

 
南山田町内会会長
高橋今朝次さんの挨拶


 出番を待つ
太鼓と獅子頭
 
この後
獅子舞姿に変身した和田さん

虫送りの歴史    祭り本番  


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