第一塗装()訪問記

産業道路から入って二軒目の便利なところにある。発祥の地の向河原で主にNECの製品の塗装を担当していたが、その後都筑区(当時は緑区)の今の場所へ移って来、多品種少量の他社の製品も手がけるようになり、販路を拡大してきている。経営状況も良好で、社員への利益の還元も配慮し、それも神奈川県優良工場として表彰(左)される理由にもなっている。

お得意の粉体塗装は有機溶剤を使わないで、塗料を吹き付けてから200℃もの高温炉の中でその塗料を溶かす方式なので、環境にやさしい塗装法とのことだ。しかしながら客先の希望で必ずしも全部が粉体塗装になるとは限らず、有機溶剤を使う従来法による製品も生産している。そのためもありVOC(揮発性有機化合物)の排出を2000年に比べ2010年までに30%削減するのを目的に環境問題への対応を行っている。

製造会社の生命である品質の保証や安定性確保のためには、塗装面の出来を調べる塗膜計や光沢計などを備えて管理している。

以上見てきたようにすばらしい会社とお見受けした。


(株)イシイ精機訪問記

計算機制御の治具グラインダー8台を含め、この種の工場の設備としてはトップクラスの設備を有している。工場内は仕事が終わった無人の状態でも明日の作業のために空調して、精密加工の精度管理に努めている。

表彰(左)された理由は、財務の健全さ、先進性、社員への福利厚生の充実などなどいくつもあるが、この会社の良い点は社員への経営内容の開示や外部講師を招聘しての月2回の勉強会を実施していることにあるとお見受けした。このコミュニケーションの良さが社員の離職率を極力低くしている要因のようだ。

さらに、特殊設備を有して、特殊技量を売り物にしている社会的責任と危機管理の立場から、すでに第二工場の建設を検討していると言う。すばらしいことだと思った。

            (両会社ともロビン記)


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