植木と野菜の苗を買うために以前寄ったことがあったが、ここがあたかも「農業ランド」のように、至れり尽くせりのセンターに充実していることを今回の訪問で知った。

都筑区北部では農地が見られなくなってきてはいるが、区全域ではまだ600軒もの農家があり、共同購入や共同出荷、関連用品の販売、さらには貯金・融資業務などを通じ、これら農家への支援や指導を続けているとのことだった。

 「きた総合センター」内には農産物の集荷・出荷の他に、農機具の修理や米の精米もできるし、高齢者福祉用ケアステーションまでもある。売店のメルカートでは各種の雑貨類や、種や苗の販売の他、農業電子図書館があって、野菜の栽培法など、各種検索ができるようになっている。さらに営農相談が週に3回も開かれていて、農業従事者には至れり尽くせりな感じがした。

中国の冷凍ギョウザ問題が起きてから、これからの我々の食品はどうなるのか、日本の食品の自給率が39%と考え合わせ、とても心配である。JAには農家への支援と指導をさらに強化してもらい、安全で新鮮な農産物を豊富に提供していただけるように努力を続けてほしいと思った。   (ロビン)


 都筑区のある横浜北部地域に東京から引っ越してきて、はや20年以上。自宅の周りは住宅は増えたものの農地もまだたくさんあり、さほど変わったようには感じられなかったが、取材で伺ったこの地域の農業の移り変わりは、大変興味深いものがあった。

 また、JAは、農家の皆さんが作った作物をとりまとめて流通に乗せるだけでなく、その生活を支えるために、さまざまな資材やサービスを提供していると分かったことが、今回の取材で一番の収穫であった。(Luke)


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