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 御大典記念 都田村誌  星の王子  2014年2月3日(月) 21:02
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書名:御大典記念 都田村誌
著者:都筑郡都田村役場
発行所:廣文堂
発行年月日:1929/5/30
ページ:257頁
定価:非売品

川和、佐江戸、東方、折本、川向、大熊の地域が都筑郡都田村として再編された時期、昭和のはじめに昭和天皇の「即位の礼」御大典を記念として編纂された都田村誌です。
現、都筑区の南の地域についての歴史については新選風土記稿とともにこの本を定本として記述されていることが多い原点です。

貝塚の話の中で、綱島、折本、小机等鶴見川流域の低地一帯を含めて江戸湾ではなく、多摩湾と仮称している学者がいるとか?多摩丘陵の南端にあたるこの地域が海との境界線、そこに出来た貝塚ということで。また川和の菊栽培の話、江戸時代後期に中山恒三郎という人が江戸の松浦某に菊の苗を賜ってそれを栽培したのが始まりとか。そして明治、大正、昭和まで継続して品種改良につとめ、川和に菊花園という広大な花園を経営していたとのこと。そこを訪れた徳富蘇峰の新聞記事などなかなか面白い。

「およそ物の愉快は、生半可なところにある。真の専門家なれば、それに優したるものはないが、人間総ての事に専門家となる事は勿論、専門的知識を具備すること容易でない。しかし素人には素人の楽しみあるのみならず、かえって素人なるが為に淡泊にして味ある楽しみが出てくる。人は笊(ざる)囲碁と冷笑するも、世に笊囲碁の連中ほど、碁を愛する者はなく、碁を楽しむものはない。」徳富蘇峰より

また神社、寺院などについての創建、由来などかなり詳しく書いてある。また昭和初期の寺院の御料地の面積、寺内の土地の広さ、檀家の数なども。しかし当時あった寺院、神社などで今はもう廃寺となって跡形もなくなっているところもある。

旧字体で書かれているのでちょっと読みづらいところもあるが、子供の頃、良く見慣れたものにとっては何となく読むことができる。当時の写真が載っているが、神社、寺院など茅葺き屋根が多く、今とはずいぶん違った感じの神社、寺院が出現している。また警察署、学校、消防署などの成り立ちについても詳しく書かれている。明治の税の話で新政府(明治政府)が出来て納税が100分の2.5と決められて農民達は喜んでいたら、実はこれは国税に相当するもの、その後地方税が掛かってくる。ここに地方自治体の原形を見る思いがする。また歴代の村長の名前、就任時期などが列記してあるが、一部の人だけに有給の印がついている。他は無給でやっている。もっとも村の有力者が努めていたのだろうけれど、政治家で飯を食っていた人はいなかったようだ。

小学校の変遷についても詳しく書かれているが、その尋常高等小学校の教育の目的の一番最初に農業を基本に据え、議論倒しに終わらないように、実践を謳い、そして郷土を愛する人を作ること挙げている。このあたり議論もあるとは思うが、ひとりでは生きていけないということを一番に重要視したのではないかと思う。ひとつひとつの文章に風格、品位が感じられる。これはビジネス文、役所文書になれたものにとってはちょっとした驚きです。しっかりした国語教育を受けているのでしょうね。

 古寺と神社 | つづきの魅力!  星の王子  2014年1月30日(木) 19:06  HP
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古寺と神社 | つづきの魅力!

つづきの魅力の古寺と神社(都筑区で宗教法人登録している神社12ヵ所、寺院33ヵ所)のページをほぼ完了しました。
なるべく間違いのないように、また判らないことは不明・不詳にしてあります。順次ブラシアップしていきたいと思います。コメント等ありましたらよろしくお願いします。

古寺と神社 | つづきの魅力!
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/info/?page_id=7


 都筑の歴史散歩(川和・佐江戸) - 都筑の風景  星の王子  2014年1月30日(木) 19:03  HP
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都筑の歴史散歩(川和・佐江戸) - 都筑の風景
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/Landscape/thumbnails.php?album=42
川和町を中心に散策して来ました。
八幡神社(川和)、瑞雲寺(臨済宗円覚寺派)(川和)、天宗寺(浄土宗)(川和)、妙蓮寺(日蓮宗)(川和)、慈恩寺(浄土真宗本願寺派)(加賀原・旧佐江戸)、月出松公園、川和富士公園、鴨池公園と巡ってきました。まだ梅もちらほら妙蓮寺から川和台に登ったところ(京セラ)に紅梅が見頃でした。また川和町駅前の菜の花畑には菜の花が咲き始めていました。今年は早いのか遅いのか?

都筑の歴史散歩(川和・佐江戸) on PhotoPeach - Fresh slideshows to go!
http://photopeach.com/album/vbg396

 都筑の歴史散歩(大棚・勝田・山田・牛久保)  星の王子  2014年1月24日(金) 19:53
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都筑の歴史散歩(大棚・勝田・山田・牛久保) - 都筑の風景
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/Landscape/thumbnails.php?album=40

今日は暖かい一日でした。北部の方を散策してみました。センター南から寿福寺観音堂(浄土真宗)、正覚寺(天台宗)、教覚寺(浄土真宗)、杉山神社(勝田)、龍福寺(真言宗)、清林寺(浄土宗)、古梅地蔵堂、なつみかん公園、大善寺(浄土真宗)、長泉寺(真言宗)、観音寺(天台宗)、国際プール、山田富士公園、長徳寺(浄土真宗)、杉山神社(中川)、慈眼寺(真言宗)をゆっくり歩いて回ってみました。北は南と違ってお寺、神社の間隔があいているので歩く時間が長くなります。

都筑の歴史散歩(大棚・勝田・山田・牛久保) on PhotoPeach - Fresh slideshows to go!
http://photopeach.com/album/g6wh3k

 鶴見川・境川 流域文化考  星の王子  2014年1月22日(水) 21:24
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書名:鶴見川・境川 流域文化考
著者:小寺 篤
発行所:230クラブ新聞社
発行年月日:1994
ページ:160頁
定価:1457円+税

鶴見川、境川流域の地名、文化、歴史を紹介した本です。まず地名ロウバについて牢の付く地名を鶴見川、境川周辺を探して、その成り立ちなどについて考察している。牢獄から来た説、馬飼から来た説の諸説を紹介しているが、牢屋、刑場などはかつての法規からもあって当然ということでロウバと呼ばれる場所が鶴見川、境川流域にもあったのではないかと言っている。

鶴見川流域の開拓と杉山神社を結びつけて、忌部氏の歴史、阿波、紀伊、安房との関連などを戸倉英太郎の「杉山神社考」を手本に批判も含めて自説を述べている。津田左右吉、上田正昭などは忌部氏が安房、上総、下総に影響を与えたとは考えられないという否定説。忌部氏と安房の関連を述べているのは古語拾遺の記事だけしか根拠がない。この記事を根拠にして戸倉英太郎は杉山氏系図を示しながら、杉山神社の成り立ちを説明している。津田、上田を崩すことが出来るか?
また杉山神社の祭神にしても大抵の神社は明治になってから祭神を決めた。それまでよく分からなかった。そこで五十猛命、日本武尊などにしている神社も多い。と。

太田南畝(蜀山人)が多摩川、鶴見川の流域を歩いている(1809年)その記録が「調布日記」に残されている。そのあゆみを検証している。
・雀のおやどは どこか知らねれど もちよっちょとござれ さきの相手に
・はごの子の ひとこふとこと 見わたせば よめ御にいつか ならん娘子
・全盛の 君あればこそ このさとの 花もよしはら 月も吉原
・香爐峰の雪のはたへをから紙のすだれかかげてたれかまつばや
など狂歌なども太田南畝は作っているが、幕府の役人も真面目に務めている。その一環として多摩川、鶴見川の流域の堰などの調査をしたようだ。しかし太田南畝は歴史、文化、人々の営みなどに興味を持って精力的に歩き回っている。鶴見川関連では小机村泉谷寺を訪れている。そこで「瓦礫集」恵頓和尚著を借りて書写を熱心に行っている。1809年頃の鶴見川流域のことが判る。

境川流域の開発に関わった氏族、この流域に多いサバ神社について紹介している。源頼朝、源義朝が祭神となっている神社が多い。義朝などは非業の内に亡くなったので御霊を祀るという御霊神社系(怨念を鎮める)土着の神を祀った神社が鎌倉時代、頼朝などを祀りはじめたのではないかと言っている。
渋谷氏の歴史なども詳しく書いてある。今の高座渋谷あたりに広大な渋谷庄があった。

都筑とは少し離れるところもあるが、鶴見川、境川(相模)のことが判る本です。

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